<試験場に着いて、路上テストまでの流れ>
1)受付
試験場、その日、時間帯にもよりますが、平均30分ほど並びます。時間帯によっては1時間以上並ぶこともザラです!特に午後は要注意。16時くらいに閉まってしまう所も多いのですが、閉店直前は一番混みます。15時くらいにいったらもう受付終了していたということはよく聞きます。なのでなるべく開店時間を調べてから朝一にいきましょう!
並んでいる間に、急に職員の方が「Real ID以外の普通免許の取得、更新の手続きの方は前にきてください。」とアナウンスすることがあります。これはチャンス!アメリカでは今年から法律で国内でも飛行機に乗る際は「Real ID」に該当する証明書が必要になりました。(パスポートもこれに含まれます)以前は普通の免許書でOKだったのですが、別途証明書の発行が必要になりました。
ですが日本人はパスポートを持っているのでReal IDは必要ありません。「Real ID以外の方はいますか?」というアナウンスを聞いたら迷わず手をあげましょう。一気に列が進みます。耳はダンボにしておきましょう。
ちなみに、冬に行かれる方は外で待つことになっても耐えられる防寒具を持って行くことをお勧めします!日影で風も吹いている中は5分でもめちゃくちゃ寒いです。笑(経験者は語る)
呼ばれたら、手続き内容と軽く必要書類のチェックをされます。問題なければ写真撮影の列に並ぶよう指示されるので、指示に従いましょう。
2)写真撮影
順番が来たら呼ばれるので指示に従い撮影位置に立ちます。私の時も妻の時もそうでしたが、位置についたらいきなり取られます。もう無言です。笑 気づいたら終わっていたので二人ともアホみたいな顔をしています。
位置についた瞬間からキメ顔で行きましょう
終わったら次に待つ場所を指示されるので番号札を持って待ちましょう。
3)書類の確認&視力検査
受付ではざっとの確認でしたが、ここで一つ一つ書類の内容等もう一度確認されます。特に問題がなければあまり質問もありません。
書類とは関係ないですが、万が一の際にドナー提供するか聞かれるので、イエスかノーで答えます。(後日ドナー登録ありがとうございますという確認レターが届きます)
視力検査は日本よりだいぶ簡易的なもの。イリノイ州ではアルファベットが映し出されたものを見て、左から順番に読み見上げます。(施設によって多少異なるかもしれません)
4)支払い
USD 30.-(21歳〜68歳)の支払いをします。現金、クレジット、デビット、チェックどれでも対応しています。心配な場合は現金とカードなど2種類用意していくと良いでしょう。(各施設の”Facility Information”の欄に対応している支払い方法が記載されています。https://www.ilsos.gov/facilityfinder/facility)
5)筆記試験
申し込みが終わったらすぐに筆記試験に案内されます。日本では筆記試験は教室内で一斉に行いますが、こっちの筆記試験は近くの端末に案内され、個々人がその場で筆記試験を受けます。イリノイ州の試験場はタッチパネル式です。座って画面をタッチしたら始まります。全部で35問ですが、合格ラインは8割なので、28問正解した時点で試験終了です。一瞬で終わります。早ければ15分程度です。笑 試験が終わったら指定された場所で待ちます
筆記試験の勉強方法
筆記試験は日本と比べてめちゃくちゃ簡単です。
日本のような引っ掛け系の問題はほとんど出てきません。さらに、常識で答えられるものが半分くらいです。ですが、油断は禁物。準備をしなければ普通に落ちます。
勉強の仕方ですが、日本のように免許対策本などはほとんど売っていません。なぜなら州によって標識やルール等が異なるからです。でも大丈夫。ほとんどの場合は州ごとに道路のルールを記したマニュアルがネットでダウンロードできるようになっています。
【例えばイリノイ州の場合】
https://www.cyberdriveillinois.com/publications/pdf_publications/dsd_a112.pdf
それでも100ページ以上あるこのマニュアルを読むだけでも結構大変です。そして全部読む必要もありません。要点をまとめてクイズ形式にしてくれている便利なアプリがあります。自分が使ったアプリはこれでした。
https://apps.apple.com/us/app/illinois-dmv-il-permit-test/id1045357817
1日10分づつでもこつこつやっていれば1-2週間ほどで9割以上は解けるようになります。合格ラインが80%なので、コンスタントに8割以上取れるようになるまで続けましょう。
筆記試験は勉強さえすれば落ちることはまず無いと思います。日本で免許をとった人なら拍子抜けするレベルです。次回は最後に実技試験について説明します。・
勉強しても筆記試験に落ちてしまった場合、どうすればいいのでしょうか?
よろしくお願いします。
イニエスタさんありがとうございます。イリノイ州では1年以内であれば払った30ドルで3回まで受験可能です。3回すぎるともう一度30ドル払う必要があります。州によって若干違うかもしれません。
丁寧にありがとうございます、勉強になりました。